水面特性

コース別入着率へ
◆広大なサイズの競走水面

 水面のサイズは、大時計から対岸までは150m、スタンドから1マークまでが43mだが1マークから対岸までは123mもあるため、思い切った全速ターンが可能。また、本番ピットから大時計までが320mもあり、助走をたっぷりとったまくりも決まる。海水のため体重差が出にくく、重量級レーサーの豪快なモンキーターンが多くみられる。
 瀬戸内海に面しているため、大潮の高潮時のみ1マーク側から海水が流入して「うねり」が発生するものの、概ねこれは午前中のレース(1〜3レース)に多く、メインレースには静水面になる。高潮時の「うねり」が発生するとまくりが流れやすくなり、イン小回りのベテランが思わぬ高配当を提供することがあるが、逆に、静水面時は若手選手のスピード戦がみられ、ベテラン受難の水面に変化する。

◆インが主導権を握る

 2006年12月より待機行動時間が1分50秒から1分40秒に10秒短縮され、これによりインの入着率が上がった。節全体の流れでみると、前半は伸びるセンター中心のレース、後半はスタート勘をつかんだ選手中心のレースとなり、この選手が好枠に乗るレースのインコースの入着率は必然的に高くなる。1マーク側に「マワリしろ」がたっぷりあり、まくり対インという構図が節の前半と後半で大きく変化する水面だ。

◆ポイントは風

 夏場はバック側の横風、冬場はスタンド側からの横風がよく吹く。この横風が曲者で、スタート付近で向かい風が追い風に変わり思わぬ勇み足(フライング)ということがある。また向かい風はまくり、追い風はインという一般的なセオリーはここには当てはまらず、微妙に変わる風を読み切った選手が好成績を残す。地元選手だからこそスタート事故を起こせないという意識が強く、より慎重になることも考えられる。