当地SG覇者の西島が異彩を放つ
主な出場選手
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3024
西島義則
広島
A1
-
4075
中野次郎
東京
A1
-
4064
原田篤志
山口
A1
-
4370
山口達也
岡山
A2
西島が好相性プールで優勝戦線をリードする。決め手鋭い中野も有力な優勝候補だ。完全復調を示す山口達、松村、中村らも楽しみ。原田は地元水面で気合を入れ直す。
近況も各地で剛腕を発揮している西島義則(広島)が、ここも圧倒的な存在感を放つ。西島と言えば2000年のグラチャン、オーシャンカップ、メモリアルでのSG3連覇が思い浮かぶが、その快進撃のキッカケとなったのが当地グラチャンでの優勝だった。思い入れの強い水面を舞台に、コース取りからシリーズを盛り上げる。
中野次郎(東京)は当地前回メモリアルこそ苦杯を舐めたが、前々回の一般戦ではしっかりと優出。近況も1月丸亀優勝と好調キープだ。対照的に、地元の原田篤志(山口)や、関裕也(福岡)と里岡右貴(福岡)の福岡コンビは、いずれも近況ひと息でA1級維持へは勝負所となる。特に原田は地元水面で無様な走りはできず、気合を入れ直して快走を誓う。妹尾忠幸(岡山)と長谷川雅和(岡山)の岡山コンビもリズムアップが必要な状況で、吉田裕平(愛知)に至ってはF禍の影響もあってA級キープも危ぶまれる大不振に陥っている。
彼ら現A1級レーサーよりも近況リズムがいいのは、今期勝率で出場選手トップに立つ山口達也(岡山)だ。現在はA2級の格付けだが、これは前々期F2によるもの。フライングの足かせがなくなれば攻撃力を取り戻すのは当然の流れだ。当地も昨年3戦全てで優出するなど好相性で、A1級勢を抑えて主力に名乗りを挙げても不思議ではない。松村敏(福岡)もケガの影響で現在B1級だが、今期はA1級復帰へ好リズムを刻む。中村晃朋(香川)も調子を取り戻す近況が頼もしい。